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南西食品株式会社 元気企業FILE

2019.03.25 Mon.


【元気企業(30)】
名護の地に根ざし、食と居住を通して地域社会に貢献
創業60周年の節目に続々と新製品をリリース
南西食品株式会社


パイン缶詰から缶飲料、食品原料供給へ

沖縄本島北部一帯で栽培されたパインの缶詰製造からその歩みをスタートした南西食品は、2018年に創業60周年の節目を迎えた。「世の中の流れを見ながら、その時代に適した事業を展開してきたのが当社の特徴です」と語るのは、営業部課長の大城卓也さん。「近年では2012年に『35COFFEE Bitter Sweet』の缶飲料を開発し、売上の一部をベビーサンゴの植え付けに展開したり、2016年には久米島で紅芋を加工する関連会社『スイートフーズ久米島株式会社』を設立し、紅芋ペースト、紅芋パウダーの加工を行っています」
同社が大切にしてきたのは「市場を知ること」だと大城さんはいう。「自ら足を運び、五感で感じること。お客様の近くで情報を集め、その課題に気づき、何ができるかを考えること。その繰り返しですね。たとえば『スーパーマーケット・トレードショー』( 食品商談会)には5年連続で出展していますが、そこで得る反応や情報は商品開発や販路拡大だけでなく、人材の育成にもつながっています」

シークヮーサーの可能性に着目

同社が近年力を入れているのが、名護産シークヮーサーを使った商品の開発だ。開発に携わる営業課主任の平良晨弥(しんや)さんは、その背景をこう語る。「2016年に名護市の4事業者で名護産シークヮーサーの需要喚起と販路拡大を目指し、『和(なご)♥シークヮーサー笑費(しょうひ)隊』を結成しました。当社ではまず『シークヮーサー塩』を2016年に発売し、好評をいただいています。このシークヮーサー塩をベースに、2019年3月に販売開始したのが肉料理をおいしく引き立てるスパイスソルトの『旨肉(うーまくー)塩』です」
名護産シークヮーサーを使ったノンアルコールスパークリング「kahoo」(2017年10
月発売)は、発売に至るまでの商品化の道のりが思いのほか遠かったという。「グラスに注いだ時のシークヮーサーの色と香り、炭酸の口当たりや甘みの加減のバランスをとるのに苦労しました。その甲斐あって、披露宴やパーティの席で華やぎと、爽やかな味わいを感じられる『ハッピースパークリング』に仕上がりました。ぜひ一度お試しいただきたいですね」

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名護産シークヮーサー果汁8%のノンアルコールスパークリング「kahoo(カフー)」は710ml入りで1200円。名護市屋我地の塩に名護産シークヮーサーの果汁と果皮のパウダーを合わせた「シークヮーサー塩」と、このシークヮーサー塩をベースに、県産ウコンなどのスパイスや島とうがらし、ガーリックなどを加えた「旨肉塩」はいずれも540円。同社のオンラインストアや名護市営市場2階の「なごグローサリーストア」などで購入できる(価格はいずれも税別)

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大城卓也さん(左)と平良晨弥さん(右)。「100年企業を目指し、今後は沖縄県産の素材なら何でも揃う『県産素材のデパート』のような存在になりたい」と展望を語ってくれた


南西食品株式会社
名護市宮里1-28-8 ☎ 0980-52-2066
http://www.nansei-s.com/