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株式会社丸忠 元気企業FILE

2018.10.17 Wed.


【元気企業(27)】
債務超過の苦境を「人を生かす経営」で乗り越え
「沖縄をキレイにする」会社として成長を続ける
株式会社丸忠

1970年創業の株式会社丸忠は、衛生用品のレンタル・販売を行うリースキン事業、カーペットなどのクリーニングを行うハウスケア事業、そして窓ガラスフィルムや床・水回りのコーティング事業で着実に成長を遂げてきた企業だ。2001年に創業社長から経営を受け継ぎ、代表取締役を務める喜納朝勝さんは社長就任当時を振り返り、こう語る。
「当時は債務超過もあり、厳しい経営状況でのスタートでしたが、やるべきことと方向性は見えていました。そして、その実現のために絶対不可欠なのが『人を生かす経営』だと考え、これを経営者としての最優先事項に掲げて、現在に至っています」
経営陣を含む全社員が意識改革研修を受講し、県中小企業家同友会が開催する「共育塾」には第1期から現在の17期まで、ほぼ毎年参加。社内コミュニケーションを円滑にする〝共通言語化〟を図りながら全社一丸となって努力を重ねた結果、2008年に債務超過を解消。その後も順調に業績を伸ばし、現在は年商額も社員数も2001年当時の倍に成長した。
2014年には「沖縄県産業・雇用拡大県民運動(みんなでグッジョブ運動)推進功労者表彰」を受賞。これは「雇用機会の創出・拡大(定年制を設けず、65歳を超える社員を3名雇用、全員を正社員として雇用など)」「安心して働ける職場環境づくり(育児休業制度の整備など)」「働きがいを感じスキルアップやキャリア形成を促す職場環境づくり(階層別の研修・面談の実施など)」が評価されたものだ。
さらに2018年3月には「沖縄県人材育成企業認証制度」の認証も取得。7月からは部門横断での改善活動にも取り組みながら、さらなる組織の強化と生産性向上を図っていくという。
2007年から続く「人生のグランドデザイン」の取り組みもユニークだ(写真参照)。喜納さんは「仕事の目的よりも『人として生きる目的』を上位に置いてほしい。そして、丸忠というステージを使って自ら考え、行動して、自ら輝けるような人生にしていってほしい」と社員への想いを語ってくれた。


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丸忠のフロアコーティング「ミラーコート」(上左が使用前、上右が使用後)。従来のワックスに比べて耐用年数も長く、水・油などの汚れをはじくので日々の掃除が楽(マジックでの実験写真参照)。しかもピカピカなのに滑らず、食品衛生法等の基準をクリアした安全成分なので安心して使えると評判だ

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自分の人生を豊かにするために会社というステージを使う、という発想で全社員が作成する「人生のグランドデザイン」。年一回の一泊研修で、どんな人生を歩みたいのか、何を成し遂げたいのかをイメージし、書き込んでいく。「働くことは目的ではなく手段なんだよ、といつも社員に話しています」と喜納さん

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喜納朝勝さん。社員から「正直な人」「言葉に力がある」と慕われる。毎月実施している社員の誕生日会は主に喜納さんの自宅で開催されるそう

株式会社丸忠
浦添市牧港5-19-8 ☎ 098-877-6848
https://kireimaru.jimdo.com/