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新光産業株式会社 元気企業紹介

2015.03.20 Fri.


【元気企業(16)】
新光産業株式会社
40年の歩みの中で培った“全員参加の経営”
会社と個人の夢と目標を共有化し、実践を徹底


 新光産業株式会社は、2015年7月に創業40周年を迎える建築設備資材の総合商社だ。創業当時は夫婦ふたりで営む電気工事資材店だったが、現在は約70名の従業員とともに5つの営業所で事業を展開。県内で住宅・商業施設・公共施設向けの設備・資材を幅広く取り扱う。
 40年にわたる会社の歴史は、順調な時ばかりではなかった。「昭和60年代には取引先の倒産で受取手形が不渡りとなり、銀行から貸しはがしを受けるなど、どん底の時代でした」と代表取締役社長の新里正雄さんは振り返る。銀行の難しい要求に四苦八苦する一方、会社を何とか立て直そうと初めて実施した全従業員での宿泊研修(後述)では、積もり積もった皆の不満が爆発。集中砲火を浴びた。
 「こうなった責任はひとえに自分にある」と新里さんは皆の不平不満に一つ一つ向き合い、少しずつ解決していった。社長自ら意識と行動を変えたことで従業員の働き方も変わり、次第に利益が出せるようになった。賞与の支給目標も全員で決めるようになり、27期には前期比で1カ月分多い7カ月分を達成。さらに翌年からは年4回・⑧カ月分の目標を設定し、これは難関だったが、33期(2014年⑥月期)についに達成したそうだ。
 毎年6月に実施している宿泊研修は、“全員参加の経営”を目指す同社の大切な行事。ここで各自が発表する目標の土台になっているのが「人生15カ年計画」だ。個人・家族の人生を15年後まで見通した収支明細(結婚費用・子どもの学費・家の購入費・預金など)を全員が作り、自分自身の成長と年収を考える。新里さんはそれを元に会社の成長発展を考えるのだという。「誰しも人生の目標を自分で立てると、仕事に前向きに取り組めるようになり、仕事が楽しくなります。さらに目標を皆で共有し切磋琢磨することで、実現性が段違いに高まるのです」
 「何のために働くのか」「何のために生きるのか」を従業員に問い続ける新里さん。その問いが“全員参加の経営”のトリガーとなり、業容の発展だけでなく従業員の幸福度も充実させている。そんな新里さんの今の関心事は「2期連続で賞与8カ月分出せるかどうか。なんとか実現したいですね」とのことだ。

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ビジョン研修は、会社の経営を考える場であり、個人の夢を実践するための場でもある

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3年に1度2日間にわたって展示即売を行う「新光フェア」

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新光産業(株)代表取締役社長の新里正雄さん


新光産業株式会社
那覇市西3-13-57
☎098-868-5121
http://www.shinkousangyou.jp/